自分自身を信頼するということで、自分の欠点をどのように扱うべきかが、はっきりしてきます。終始一貫して欠点を直すようにあなたを説得し、納得させることになります。
自信は経験から生れ、経験は、行動に移された知識から生れます。行動に移された知識は、普通の人ならば逃げ出してしまうような障害や条件、環境の中にでも、勇気を持って自分を投入することが生れてきます。
自信がない人々や、目標を目指していない人々は、消極的な傍観者となって、路傍に立ちながら生涯を過ごしてしまいます。自信は、あなたのクリエイティブな想像力を刺激します。何かをする場合、あなたは、それができると考えるまでは決してしないでしょう。あなた自身の心の中で、まず、やれるという自身を持つまで、手をつけないのが普通なのです。頭の中ではっきりと考えが描けないものは、決して具体化できないのです。
どんなことでも、やろうとする時、その「初め」に成否がかかっています。その成功を保証する1つの要素は、「初め」にできるのだと考えることからの自信です。大きな成功と失敗との差は、自信なのです。つまり、それは、あなた自身の反映、セルフ・イメージなのです。
そして、あなたの高いセルフ・イメージによって、人々に対して、あなたやあなたのアイデアを売り込むことになり、あなた自身を最高に生かすことになります。それは、あなたの成功力を生む鍵だと言えます。わたしたちは、失敗と考えていて失敗したら、思い通りになったのだから成功と言えるし、成功しようと考えていて成功すれば、思い通りになったのだから成功、と言えます。
そのいずれの結果も、あなたが抱いていた心構えと正比例して、その結果を生み、外部に表現されたものなのです。あなたは、「金持ちになろうと考える」か、「貧乏になろうと考える」か、富裕か欠乏か、豊かさか貧困か、いずれをも考えることができるのです。
それらのいずれを選ぶかは、あなた次第なのです。
わたしたちは皆、習慣の創造物です。あらゆる状況、情勢に対して、成功の心構えを常に維持していれば、成功習慣となって身についてしまうものです。だから、間違いは少なくなり、誤りも小さくなります。修正も調整も素早くできるようになります。
それは、成功意識を持ち、目標を目指す心構えを持つからです。
あなたが獲得する成功の大きさは、あなたが費やす習慣的な決意の量に等しいのです。
あなたが自分自身に「わたしはそれができる。わたしはそれをやるのだ」と言い聞かせるたびごとに、あなたの決意は強くなっていきます。そのように考える習慣を形成していくと、それは、成功の行動習慣となります。そうすれば、あなたの決意は組み立てられていき、あなたを成功へとモティベートしていることになります。
あなたは毎日、間断なき努力をし、注意力が喚起され、エネルギーが集中化するという習慣を形成していることになるのです。
このことを証明するのは極めて簡単です。
あなたが知っている成功した人を観察すれば、すぐ分かることです。彼らは、彼らの行うあらゆることで、実際に成功しています。つまり、彼らは、失敗と言う可能性を、決して頭で考えないし、認めないからです。